2003映画1月

映画名 監督 ジャンル(制作国/制作年)
13階段 長澤雅彦 ドラマ(日本2003)
火山高 キム・テギュン アクション(韓国2001)
ラスト・プレゼント オ・ギファン ラブ・ストーリー(韓国2001)
アイリス リチャード・エア ドラマ(イギリス・アメリカ2001)
ゴーストシップ スティーブ・ベック ホラー・サスペンス(アメリカ・オーストラリア2002)
T.R.Y. 大森一樹 アクション・サスペンス(日本・中国・韓国2002)
運命の女 エイドリアン・ライン サスペンス(アメリカ2002)
壬生義士伝 滝田洋二郎 任侠・時代劇(日本2002)
黄泉がえり 塩田明彦 SF・ラブファンタジー(日本2002)
ストーカー マーク・ロマネク サスペンス(アメリカ2002)
オールド・ルーキー ジョン・リー・ハンコック ドラマ(アメリカ2002)
AIKI -アイキ- 天願大介 ドラマ(日本2002)
レッド・ドラゴン ブレット・ラトナー スリラー・サスペンス(アメリカ2002)
戦場のピアニスト ロマン・ポランスキー ドラマ(フランス・ポーランド2002)
アウトライブ−飛天舞− キム・ヨンジュン アクション・ラブストーリー(韓国2000)





13階段

2003年/日本/ドラマ/122分
監督 長澤雅彦(『ココニイルコト』『ソウル』) 
原作 高野和明 「13階段」 講談社刊
脚本 森下 直
出演者 反町隆史/山崎努/笑福亭鶴瓶/田中麗奈/宮藤官九郎/宮迫博之/井川比佐志/大杉漣/別所哲也/石橋蓮治/寺島進/大滝秀治/崔洋一
配給 東宝

「被告人ヲ死刑ニ処ス。」
追いつめたのか嵌められたのか
無実の死刑囚を救え!
期限は3ヶ月、報酬は1000万円。


喧嘩相手を誤って殺してしまった三上(反町隆史)は、過失致死で実刑に服し、3年後、仮釈放となる。ある日、刑務主任の南郷(山崎努)は三上を訪ね、ある死刑囚の冤罪調査に加わるよう、誘いをかけた。死刑囚、樹原(宮藤官九郎)は、仮出所中に保護司の宇津木夫妻を殺害した容疑をかけられていたが、事件後バイク事故を起こし、記憶を失っていた。死刑執行まで3ヶ月。手がかりは、樹原の残した「階段を上った」という言葉。調査を進めるうち、南郷は意外な事実を突き止める。

テーマが重いためか、全体的にぼそぼそしゃべりが多かったせいか、ホールの音響が悪かったのか(このせいかも)聞き取れない言葉がありちょっと残念。
反町さんの過去に過失から人を殺めてしまい、そのせいで心に闇を持っている寡黙な青年役も見れたし、山崎さんのやっぱり素晴らしい存在感のある演技も見れたし、地味ながらなかなか心に響いてくる映画でした。

途中回想シーンで、死刑執行が執り行なわれるのだけど、改心した死刑囚(雨上がり決死隊の宮迫さん)に刑を執行する刑務官の苦悩と、床が開いて首吊り刑になる死刑囚の場面は、ちょっと痛い、
罪を犯した人間に刑を決める裁判は人が人を裁くという事、人間はいくらでもやり直しのきくものだとやっぱり私も思ってしまう。中にはどうしようもない人も確かにいるとは思うけど・・・

この改心した死刑囚のように、すっかり心を入れかえた人間に対しても、一度決まった刑だからという事で死刑にしてしまっていいのだろうか・・・そんな事をやっぱり刑を執行する刑務官達も悩み、そしてその手でボタンを押すという事で、やりきれない思いは積み重なっていくのだろう。

こういうのを見ると死刑という刑は、無い方が良いのではないかと思ってしまうのだけど、でも、被害者の家族の身になってみたら、絶対死刑にしたいだろうし。この映画の中では三上に息子を殺された父親のとった行動が、被害者家族の犯人に対しての憎しみの強さを表していて、ますます死刑という制度を語るのは難しい問題のように感じてしまいます。

ラストは・・・私はハッピーエンド好きなので、まぁいいけど・・・
原作をちょっと読んでみたくなりました、文庫が出たらですが^^;

1/6(なかのZERO大ホール)試写会
★★★★

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火山高

2001年/韓国/アクション/108分
監督 キム・テギュン(『パク・ボンゴン家出事件』『キスしていい?』) 
出演者 チャン・ヒョク/シン・ミナ/キム・スロ/クォン・サンウ
配給 アミューズピクチャーズ

驚異的な「気」のパワーが災難し、次々と学校を退学になった高校生ギョンス(チャン・ヒョク)は、今度こそ静かな学生生活を、と火山高へ転校してきた。しかし火山高は、17年間「教師の乱」による抗争で荒れ果て、今では生徒たちによるトップ争いが絶えなかった。ある日、校長のお茶に薬が盛られ、学園の秘伝書「師備忘録」が何者かに奪われる。日頃からトップの座を狙うハンニム(クォン・サンウ)が犯人として捕らえられるが、そこには学園の覇権を狙う様々な陰謀が渦巻いていた。

同じような闘いの場面が多いくせに、説明不足感があったのは残念でしたが、勢いがあって楽しめました。
1/8(銀座シネパトス)

★★★

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ラスト・プレゼント

2001年/韓国/ラブ・ストーリー/113分
監督 オ・ギファン(『バイ・ジュン』『チャグィモ』) 
出演者 イ・ジョンジェ/イ・ヨンエ/クォン・ヘヒョ/イ・ムヒョン/コン・ヒョンジン/ユン・ジニョン/サ・ヒョンジン/イ・インチョル/イ・ムンシク/ク・ヘリョン/キム・ソンギョム
配給 パンドラ 

ヨンギは才能はあるが売れないコメディアン。妻のヨンジョンはそんなヨンギの才能を誰よりも信じ、子供服のショップを経営しながら夫を支えていた。とはいうものの、TVには出れず場末のクラブへの出演に甘んじている夫にヨンジョンはついキツイ言葉を投げつけてしまう。2人は口論が絶えず、いつしか寝室も別々に。しかしようやくTV番組「お笑い王」の勝ち抜き戦に出場し、観客からの圧倒的な笑いを得て順調に決勝に進んでいく事ができたヨンギ。その番組を、嬉し涙を浮かべて見るヨンジョン。しかし2人の幸せな時間はあまりに残り少なかった…。

これでもかこれでもかという泣かしの映画、どっぷりつかってハンカチを手放せませんでした。
韓国って国民性のせいか、感情を思いっきり出してきますよね、徹底的にというか・・・
日本のしんみりと心にしみいるようなつくりの映画も好みですが、韓国のように直球勝負!な表現も結構好きかも。1/9(
シャンテ・シネ)
★★★★

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アイリス

2001年/イギリス・アメリカ/ドラマ/91分 
監督 リチャード・エア
原作 ジョン・ベイリー
脚本 チャールズ・ウッド
出演者 アイリス:マードック:ジョディ・デンチ
若き日のアイリス:ケイト・ウィンスレット
ジョン・ベイリー:ジム・ブロードベント
若き日のジョン:ヒュー・ボナヴィル
ジャネット・ストーン:ペネロープ・ウィルトン
配給 松竹

イギリスに実在した女性作家アイリス・マードックと、その夫で文芸評論家ジョン・ベイリーの夫婦愛を描く。アイリスをジュディ・デンチ(2002年アカデミー主演女優賞ノミネート)、ジョンをジム・ブロードベント(同助演男優賞受賞)、それぞれの若き日をケイト・ウィンスレット(同助女優賞ノミネート)とヒュー・ボナヴィルが演じている。

数多くの著書を残した小説家・アイリス(ジュディ・ディンチ)と、文学教授の夫・ジョン(ジム・ブロードベンド)が出会ったのは母校・オックスフォード大学。美しく知性にあふれた若きアイリス(ケイト・ウィンスレット)と目立たないジョン(ヒュー・ボナヴィル)は知り合って間もなく恋に落ちた。老年となった現在、アイリスは同じ言葉を無意識に繰り返す自分に気がつく。別の日には、インタビュー番組の出演中に会話を忘れ呆然とする。アイリスに、静かにアルツハイマーが忍び寄っていた。

過去と現在の映像がめまぐるしく変るけど、それでも途中で眠くなってしまいました^^;。配役は良かったと思いますが・・・。

どうも奔放な女性というのが、私が好きじゃないせいもあるけど、このアイリスもそんな女性の一人、夫のジョンもおかしい、他の男としてる場面見ても結婚しちゃうんだから。
って、そういうとこを観る映画じゃなくて、言葉を繰り出してきたアイリスが言葉を失って、それをなんとか一言でも取り戻そうとするジョンの献身的な愛を感動的に描いた作品・・・なのかもしれないけど・・・全然感動出来なかった。
1/10(シネスイッチ銀座)
★★★
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ゴーストシップ

2002年/アメリカ・オーストラリア/ホラー・サスペンス/91分
監督 スティーブ・ベック(『13ゴースト』) 
出演者 ジュリアナ・マルグリース/ロン・エルダード
配給 ワーナー・ブラザース映画

海難救助用ダグボートの船長ショーン・マーフィー(ガブリエル・バーン)の元へ、ジャック・フェリマン(デズモンド・ハリントン)と名乗るパイロットが、巨大な漂流船を海上で発見し、調査して欲しいと頼みにやってくる。彼らは40年以上も前に乗客を乗せたまま消息を立った豪華客船「アントニア・グラーザ号」を発見、一体アントニア号で何が起ったのか? 不思議に思う乗組員に、やがて幻覚と身も氷る恐怖が襲いかかる!

幽霊話のホラーは大嫌いな私なので、この映画も観に行くつもりはなかったけど、観に行かれた方の感想を読んでみたら、怖いのは最初だけであとはギャクホラーのようだという事なので観に行って来ました(笑)
確かに最初の華やかな場面からのスプラッタなシーンにはちょっとドキッとさせられました、それ以外は幽霊が出て来てもそんなに怖いものじゃなかった。犯人(?)がこんなんかい〜〜!という突っ込みを入れなからも、ストーリーはテンポ良くって無駄な場面もなかったし楽しめました、ラストのオチもお約束という感じ。

1/15(ワーナーマイカル市川妙典)
★★★
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T.R.Y.

2002年/日本・中国・韓国/アクション・サスペンス/104分
監督 大森一樹(『走れ!イチロー』『大失恋。』『ボクが病気になった理由』) 
原作 井上尚登(「T.R.Y.」角川文庫刊)
脚本 成島出
出演者 織田裕二/ソン・チャンミン/ヤン・ローシー/ピーター・ホー/黒木瞳/渡辺謙
配給 東映

20世紀初頭の上海。街を闊歩する伊沢修は、謎のベールに包まれた男。かつて騙した武器商人が放った殺し屋から命を狙われる彼は、中国人革命家・関に絶体絶命のピンチを救われる。刺客から命を守ることを条件に、関は自らの活動に協力することを伊沢に約束させるが、関の野望を打ち明けられた伊沢は愕然とする。関が目論んでいたのは、日本陸軍から大量の武器弾薬を奪い取るという無謀な計画だった。仕方なく依頼を引き受けた伊沢だったが、いつしか関や革命の同志との間に、固い絆=友情を感じ始める。しかし伊沢の前には障害が次々と立ちはだかり、計画は暗礁に乗り上げたかに思われたが…。ピンチに陥れば陥る程、フル回転する頭脳を駆使して伊沢が捻り出した秘策と、その行動とは…。

騙し騙され、どんでん返しもあったりして最後まで気が抜けず楽しめました、織田さんをたっぷり堪能出来るし♪でも、7ヶ国語を操るというわりに、たいしてしゃべってなかったのでちょっとがっかり。
おまぬけなのが赤眉、殺し屋=スマートに狙え!って思うのですが、もう眉からして変だし、殺す気ないのか?という狙い方だし^^; ただ単にアクションシーンを増やしたいがために設定されたのか?と思ってしまったほどでした。でも憎めないのよ(笑)
黒木さん、相変わらずお美しい・・・憧れちゃいますね〜。
1/16
(ワーナーマイカル市川妙典)
★★★★
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運命の女

2002年/アメリカ/サスペンス/2時間4分
監督 エイドリアン・ライン(『ナインハーフ』『危険な情事』『幸福の条件』『ロリータ』) 
出演者 リチャード・ギア/ダイアン・レイン/エリヴィエ・マルティネス/チャド・ロウ/エリック・ペア・サリヴァン/ドミニク・チアニーズ
配給 20世紀フォックス 

ニューヨーク郊外で暮らすエドワード(リチャード・ギア)とコニー(ダイアン・レイン)は結婚11年目。ある風の強い日、9歳になる息子・チャーリーの誕生日プレゼントを買いに街へでたコニーは、本の売買をする青年・ポール(オリヴィエ・マルティネス)にぶつかり転倒する。膝をすりむいたコニーはポールの部屋へ招かれるが、誘惑的な眼差しに動揺し急ぎ部屋を出た。しかし、コニーの心に生まれた情熱は、引き返せない情事へと発展していく。エドワードは、そんな妻の変化に疑問を抱き始める。

女は怖い・・・という感じでしょうか。
1/17(ワーナーマイカル市川妙典)
★★★
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壬生義士伝

2002年/日本/任侠・時代劇/137分
監督 滝田洋二郎(「陰陽師」「秘密」)
原作 浅田次郎
脚本 中島丈博
出演者 中井貴一/三宅裕司/佐藤浩市/中谷美紀/夏川結衣/村田雄浩塩見三省 
配給 松竹

幕末の京都、壬生で誕生した新撰組。そこへ一人の男が入隊してきた。盛岡の南部藩出身の吉村貫一郎だ。柔和な言動に反して、吉村の剣は何人も人を斬ってきたような剣だった。さらに吉村は何かにつけてお給金を請求するので、影では"守銭奴"という人も。隊長の近藤勇も一目置く斉藤一は、そんな吉村が気に入らない。命知らずの新撰組の中にあってなぜ吉村はそんなに命に、そしてお金に執着したのか?水と油の吉村と斉藤だったが、斉藤は徐々に吉村に興味を持つようになる。やがて、時代の変革の波は新撰組にも覆いかぶさってきた…。

守銭奴と言われながらも、家族のため義のために生きた吉村の生き様に、ただ涙が出るばかり。
1/18(ワーナーマイカル市川妙典)
★★★★★
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黄泉がえり

2002年/日本/SF・ラブファンタジー/125分 
監督 塩田明彦(『害虫』『月光の囁き』『どこまでもいこう』) 
原作 梶尾真治
脚本 塩田明彦/犬童一心ほか
出演者 草g 剛/竹内結子/石田ゆり子/哀川翔/山本圭壱/伊東美咲/田中邦衛 
配給 東宝

九州・阿蘇の山村で、死んだ人間が次々と甦る現象が発生した。阿蘇出身で、厚生労働省のエリート・川田(草g剛)は、この現象=黄泉がえりについて調べるため、故郷の地を踏む。そこで川田は、幼なじみの葵(竹内結子)と再会した。川田の話を聞いた葵は、海で事故死した恋人・俊介に思いを馳せた。ある日川田は、死者が甦るための法則を見つけ、黄泉がえりは3週間しか続かないことを知る。葵を密かに想っていた川田は、彼女のために俊介を黄泉がえらそうとするが…。

RUIの歌がとても良かった、話は切なく後々までいろいろな思いが残る映画でした。
1/20(ワーナーマイカル市川妙典)
★★★★
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ストーカー

2002年/アメリカ/サスペンス/98分
監督 マーク・ロマネク(『天国からの中継』そのほか、ミュージック・クリップを多く手掛ける) 
出演者 ロビン・ウィリアムズ/コニー・ニールセン/ミシェル・ヴァルタン/ディラン・スミス/ゲイリー・コール/エリン・ダニエルズ/エリック・ラ・サール/クラーク・グレッグ/ポール・ハンセン・キム
配給 20世紀フォックス 

地元のスーパーの写真カウンターに20年以上勤めるサイ・パリッシュ。彼は、地元の顧客が持ち込むネガを1枚1枚丁寧に仕上げている。ヨーキン一家もそんなサイの大切な顧客だった。サイはヨーキンの息子・ジェイクが生まれたときからの写真や彼らの幸福に満ちた家族写真を扱っていた。天涯孤独のサイは数千枚に及ぶその写真を見ているうちにいつしか自分もその家族に憧れるようになり、次第にはこの一家の一員になりたいと思うようになる。やがてその思いはマヤという女性が持ち込んだネガを現像した時に、べつの形になって表れた…。

邦題は『ストーカー』とついてますが、観た感想としてはストーカーとはちょっと違うような気がします、孤独な男が写真を通して理想の家族を見つけ、そのの一員になる空想をする・・・サイの心情を考えると深い闇が見えてきて悲しくなってしまう映画でした。
でもサイ(ロビン)の澄んでいる瞳に狂気も見えたりして怖い。1/22(銀座ガスホール)試写会

★★★★
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オールド・ルーキー

2002年/アメリカ/ドラマ/
監督 ジョン・リー・ハンコック(『パーフェクト・ワールド』『マイ・ドッグ・スキップ』) 
原作 ジム・モリス
出演者 デニス・クエイド/レイチェル・グリフィス/ブライアン・コックス/ベス・グラント/ジェイ・ヘルナンデス/アンガス・T.ジョーンズ/リック・ゴンザレス/チャド・リンドバーグ/アンジェロ・スピッツィーリ
配給 ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン

テキサスの高校教師ジム・モリス(デニス・クエイド)は、妻と子供に囲まれ、野球チームを監督しながら平穏に暮らしている。モリスはかつてマイナーリーグの投手だったが、夢はすでに心の奥にしまいこんでいた。ある日モリスは、チームの子供たちと「地区優勝したらプロテストを受ける」という約束を交わす。負け続きだったチームは驚くほどの力を見せて優勝し、モリスはプロテストを受けることに。モリスの剛速球はスカウトの目に留まり、こうして、史上最年長のルーキーが誕生した。

実際にあったお話という事で、観ている間は映画に浸り感動して帰ってきました、難点を言えば毎回負けていたチームが、急に地区優勝できたりするのかな?野球って9人でするスポーツだから、例え一人が飛びぬけていても勝てないと思うけど(ピッチャーで連続三振取っても味方が点数取らなきゃ勝てないし)、ジム・モリスにしても何年もブランクがあったのに、あんなにスピード出るものなのかしら?絶対トレーニングはしてたはず、そういうところとか父親との確執などがうまく描かれていないせいで、感動はしたけど物足りなさも感じちゃったのかも。でも夢があって幸せになれる映画にはなっています。
1/23(ワーナーマイカル市川妙典)
★★★★
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AIKI -アイキ-

2002年/日本/ドラマ/119分
監督・脚本 天願大介(『無敵のハンディキャップ』『アジアン・ビート(日本編)アイ・ラブ・ニッポン』『妹と油揚』) 
出演者 加藤晴彦/ともさかりえ/石橋凌/火野正平/原千晶/桑名正博
配給 日活

かつてプロボクサーとして約束された未来があった太一は、交通事故に遭い、半身不随の体に。自暴自棄になった太一は、自分の殻に閉じこもってしまう。そんな折、車椅子に乗っていた太一は街の不良に絡まれたところを露天商に助けてもらい、彼らの仕事を手伝うことになった。そこで太一は、ひょんなことからAIKI(合気柔術)という古武道にめぐり合う。AIKIに魅せられた太一は入門を許され、柔術を学んでいくうちに少しずつ心もほぐれていき、再び人生のスタートラインに立つのだった…。

実際に半身麻痺になったデンマークの青年が、「AIKI」を学び黒帯となった実話がベースの映画。

合気道に出会った後、障害を受け入れ再生をしていく爽やかな気分になれる映画でした。

1/24(AMCイクスピアリ16)
★★★★
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レッド・ドラゴン

2002年/アメリカ/スリラー・サスペンス/125分
監督 ブレット・ラトナー(『ラッシュアワー』『天使がくれた時間』) 
原作 トマス・ハリス
脚本 テッド・タリー
出演者 アンソニー・ホプキンス/エドワード・ノートン/レイフ・ファインズ/ハーヴェイ・カイテル/エミリー・ワトソン/メアリー=ルイーズ・パーカー/フィリップ・シーモア・ホフマン
配給 UIP映画 

死闘の末、連続殺人鬼「人食いハンニバル」ことハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)を捕らえた元FBI捜査官ウィル・グレアム(エドワード・ノートン)のもとに、元上司のジャック・クロフォード(ハーヴェイ・カイテル)が捜査依頼にやってきた。それは、ある2つの家族が残忍な手口で惨殺された事件の犯人捜しだった。その犯行から、異常者と思われる犯人を割り出すには、天才的な洞察力を持つレクターの助けが必要だとグレアムは考えた…。

主演のエドワード・ノートン、監督のブレッド・製作ラトナーディノ・デ・ラウレンテス、マーサ・デ・ラウレンテスの舞台挨拶が7時20分から役15〜20分ありました。
エドワード・ノートンは俳優をする前に大阪で仕事をしていた事があったという事で、日本語が少し話せます、余興(?)で茶目っ気たっぷりに監督の通訳をしてくださり、オチもしっかりきいてて場内大盛り上がりでした。

ちょっと前に原作を読んだのですが、ラストをすっかり忘れてて、ほっとした場面のあとで、またドキッとしてしまいました、最後まで気を抜けない。
羊たちの沈黙』は見えない恐怖、『ハンニバル』は見える恐怖、そして今度の『レッド・ドラゴン』は見えない恐怖、想像を掻き立てられ、ぞくぞくするほどエキサイティングな映画でした。でも、一番はやっぱり『羊たちの沈黙』ですが。

1/28(東京国際フォーラム ホールA)試写会
★★★★★
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戦場のピアニスト

2002年/フランス・ポーランド/ドラマ/148分
監督 ロマン・ポランスキー(『ローズマリーの赤ちゃん』『チャイナタウン』『フランティック』) 
原作 ウワディスワフ・シュピルマン
脚本 ロナルド・ハーウッド
出演者 エイドリアン・ブロディ/トーマス・クリッチマン/フランク・フィンレイ/モーリン・リップマン/エミリア・フォックス/エド・ストッパード/ジュリア・レイナー/ジェシカ・ケイト・マイヤー/ルース・プラット
配給 アミューズピクチャーズ

1940年、ナチス・ドイツがポーランドへ侵攻した翌年、ユダヤ系ポーランド人で、ピアニストとして活躍していたウワディク・シュピルマンは家族と共にゲットーへ移住する。ゲットー内のカフェでピアニストそしてわずかな生活費を稼ぐも42年にはシュピルマン一家を含む大勢のユダヤ人が収容所へ送られた。だが運命の悪戯か、ウワディク一人が収容所へ連れられる人々の列から外れ、収容所送りを逃れることができた。しかし彼にも、生きるも地獄捕まるも地獄の日々が始まる…。

1/30(有楽町朝日ホール)試写会
★★★★
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アウトライブ−飛天舞−

2000年/韓国/アクション・ラブストーリー/117分
監督・脚本 キム・ヨンジュン(『月のための風景』) 
原作 キム・ヘリン(タイガーブックス刊)
出演者 シン・ヒョンジュン/キム・ヒソン/チョン・ジニョン/チャン・ドンジク/キム・ハクチョル/キ・ジュボン/ソ・テファ/チェ・ユジョン/オ・スンミョン/ハン・サンチョル/イ・ハンガル
配給 松竹

元朝の中国。高麗族の青年ジナ(シン・ヒョンジュン)は、モンゴル族の将軍の娘ソルリと深く愛し合いながらも、引き離されてしまう。ある日、ジナに武術のすべてを教えてくれた叔父が襲われた。高麗族に伝わる武術の秘伝書「飛天神記」が狙われたのだ。秘伝書を守り、ソルリを追いかけて紹興へ来たジナは、ソルリが漢族のジュングァンに嫁ぐことを知る。ソルリをめぐる戦いで、モンゴル族の矢を受けたジナ。一命を取りとめたジナの心には、復讐の火が燃え始めていた。

1/30(AMCイクスピアリ16)
★★★
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私の好み度です。
★★★★★  最高!
★★★★☆  結構おもしろい!
★★★☆☆  わりとおもしろい
★★☆☆☆  それなり
★☆☆☆☆  私には合わなかった